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AIスマートマッチングと人によるフォローアップ

マッチングは二段構えにしてこそ確実になります。AI が多数の登録から可能性のある相手を絞り込み、なぜマッチするかを説明し、人が「なぜ十分にマッチしないのか」を詰め、許諾範囲・利用目的・提供方式を書面化します。

多次元の適合度 候補リストと理由 専門アドバイザーによるフォローアップ 提供方式は選択可
Matching ・ マッチングの仕組み

両側が登録し、中間をマッチングエンジンが突き合わせる

マッチングは「キーワードが同じだから推薦する」ものではありません。業務軸とコンプライアンス軸を同時に見ます —— 業務上は完全に一致しても、コンプライアンス上実行できない組み合わせは、双方にとって時間の無駄です。

供給側の登録リソース種別 ・ 領域テーマ ・ カバレッジ ・ 更新頻度
許諾とマスキングの状態出所と許諾チェーン ・ マスキング処理 ・ 取引可能性の判断
提供能力対応可能な提供方式と技術要件
AI マッチングエンジン Matching
需要側の登録利用シーン ・ 必要なフィールド ・ 規模と時期の希望
コンプライアンス要件倫理・規制資料が必要か ・ 域外不出が求められるか
提供要件利用可能・不可視 ・ インターフェース呼び出し ・ プライベートデプロイ ・ レポート
出力 01

候補マッチングリスト

適合度順に並べた候補リスト。各項目にマッチング理由とギャップの説明を付し、どれを深掘りすべきかを素早く判断できます。

出力 02

ギャップと補完の提案

「どこが足りないか」を明確に示します。フィールドの粒度不足、期間の不足、許諾範囲の不一致、あるいは特定のコンプライアンス資料の欠如などです。

出力 03

推進可能なルートの提示

実行可能な組み合わせについては、想定される提供方式と留意事項を示し、人によるフォローアップの段階でアドバイザーがさらに確認します。

Dimensions ・ マッチング軸

6つの軸、適合度の高低を決める

各軸には「マッチ / 部分マッチ / 不一致」の3段階の判定があり、部分マッチの場合は代替案を提示します。

領域とテーマ
同一の疾患別領域や研究テーマを指しているか。例:不妊症診療、骨盤底リハビリ、フォローアップ管理
データ形態
構造化記録、画像、波形、フォローアップ質問票、テキストとカルテ、およびガバナンスとアノテーションサービス
カバレッジ
期間・サンプル規模・機関数の適合度。「やや小さいが利用可能」という代替評価を含む
フィールドと粒度
需要側が挙げた必須フィールドが網羅されているか、粒度(単回記録 / 治療コース単位 / 集計単位)が十分か
コンプライアンス状況
許諾チェーンが明確か、マスキングが完了しているか、利用シーンが明確か、個別評価が必要なデータ類型に関わるか
提供とリードタイム
提供方式が接続可能か、希望時期が現実的な進め方と合うか
マッチング結果選別と提案にのみ用いるものであり、取引条件・価格の約束・コンプライアンス上の結論を構成するものではありません。進めるかどうか、どのような条件で進めるかは、人によるフォローアップ段階で双方が協議して決め、コンプライアンス要件に従って必要な手続きを完了します。
Limits ・ AI の能力の限界

AI を使うべきところで使う

マッチングで最も避けたいのは2つ:「推薦したが理由を説明できない」と「まとまらないが理由が分からない」。前者は AI に、後者は人に任せます。

AI が担う部分

Automated
  • ✓構造化された登録情報を比較可能な軸の記述に標準化
  • ✓多次元の適合度を算出して順位を出力し、素早く範囲を絞る
  • ✓マッチング理由とギャップの説明を生成し、結論を説明可能にする
  • ✓明らかに実行不可能な組み合わせを識別し、無駄なやり取りを避ける
  • ✓新規登録のたびにマッチング結果を再計算して更新

人が担う部分

Human Follow-up
  • ✓登録フォームに書ききれない真のニーズと制約条件を明確にする
  • ✓「部分マッチ」を進める価値があるか、何を補うべきかを判断
  • ✓許諾範囲・利用目的・利用期間の画定を支援
  • ✓双方の技術・法務・事業部門を調整し、実行可能な方案にまとめる
  • ✓コンプライアンス評価・提供の手配・プロセス記録を推進
Workflow ・ マッチングから提供まで

5つのステップ、各ステップに成果物がある

プロセス設計の目標は「次の一手が常に分かる」ことです。各段階の入力・出力・担当者が明確になっています。

登録情報の標準化

双方が登録した自由記述を構造化された軸の記述に整理し、欠けている重要項目(利用シーン、フィールドリストなど)を補います。成果物:標準化された登録ファイル。

コンプライアンス初回スクリーニング

利用シーンの明確さと境界の明瞭さを確認し、推進できる前提があるかを判断します。個別評価が必要なデータ類型は事前に明示します。成果物:初回スクリーニングの結論。

AI 適合度算出

6つの軸で算出・並べ替えを行い、候補リストとマッチング理由を生成し、「部分マッチ」の具体的なギャップを明示します。成果物:マッチングリスト。

アドバイザーが個別にフォロー

双方と個別に協議し、ニーズの実在性、リソースの入手可能性、コンプライアンス条件を確認します。必要に応じて方針を調整し、候補の範囲を広げます。成果物:フォローアップ方針。

コンプライアンス提供と記録

データの等級に応じて提供方式を選び、安全で信頼できる環境で提供を完了し、取引と提供のプロセス記録を残します。成果物:提供記録と証憑類。

Delivery ・ 提供方式

提供とは「データをコピーして持ち出すこと」ではありません

データの機微度と利用シーンに応じて提供方式を選びます。医療データの多くの場面では「利用可能・不可視」が望まれ、需要側は結果を得て、データ保有側は制御を保持します。

Sandbox

データは利用可能・不可視

需要側は統制されたサンドボックス環境で分析・モデリングを行います。データを利用して結果は得られますが、原本データをエクスポートしたり持ち出したりはできません。機微度が高く、利用目的が明確な場面に適します。

  • 利用範囲と操作種別はポリシーで制約され、権限外の操作は遮断される
  • 出力結果は審査を経て持ち出し、原本記録の流出を防ぐ
  • 全プロセスを記録し、具体的な操作と時刻まで追跡可能

これは医療データの場面で最も一般的な提供形態です。需要側は分析価値を得て、データ保有側はデータの制御を保持します。

Interface

約定範囲内でのインターフェース呼び出し

インターフェース形式で特定の照会・検証・計算能力を提供。呼び出し量は計量可能、用途は検証可能で、権限は契約満了に伴い自動的に回収されます。

  • 約定のフィールドと頻度のみを開放し、全量照会は開放しない
  • 呼び出しログは監査可能で、異常な呼び出しはアラートと遮断が可能
  • 自社システムに組み込み、継続的に呼び出す場面に適する

インターフェース方式は「データ提供」を「能力呼び出し」に変えるもので、データ流出リスクを下げる有効な手段です。

Model & Agent

モデルとエージェント能力の提供

疾患別モデルまたはパッケージ化したエージェントの形で能力を提供し、統制されたサービス呼び出しやプライベートデプロイに対応。国産 IT 環境とデータの域外不出の要件を満たします。

  • プライベートデプロイ:能力を需要側の環境に導入し、データは外部に流出しない
  • 統制された呼び出し:許諾範囲内で利用し、呼び出し量は計量可能
  • モデル説明・適用範囲・利用境界を併せて提供

モデル型の提供では、学習データの範囲と適用範囲を併せて明示し、範囲外利用を避ける必要があります。

Dataset

マスキング済みデータセットの提供

コンプライアンス評価・許諾確認・マスキング処理を完了したうえで、データセット形式で提供します。機微度が管理可能で、利用範囲が明確、かつコンプライアンスの一連の流れが整っている場合に適します。

  • 提供前にコンプライアンス評価と許諾範囲の確認を完了
  • データ説明書に定義・範囲・欠損・制約を明記
  • 利用期間と利用範囲を契約に明記し、満了後は規定に従って処理

データセット提供はハードルが最も高いため、単発の取引よりも長期協業の一部として適しています。

* 提供方式はデータの機微度・許諾範囲・規制要件に適合している必要があります。ヒト遺伝資源や高感度な個人情報が関与する場合は、規定に沿った所定の手続きを完了したうえで進めるものとし、具体的な方式は双方の契約および関連規制に従います。

FAQ ・ よくあるご質問

マッチングの仕組みについて

マッチング後、双方は直接連絡を取り合いますか?

まずアドバイザーが双方と個別に協議し、ニーズの実在性と条件の実現可能性を確認したうえで、双方の意向に沿って接続を調整します。これにより「直接つないでみたら全く合わなかった」という無駄なやり取りを避け、早い段階で許諾範囲とコンプライアンス条件を明確にできます。

マッチング結果がどれも適さない場合はどうしますか?

アドバイザーはギャップの所在をフィードバックし、選択肢となる調整ルートを示します。候補範囲の拡大・縮小、フィールド粒度の要件調整、提供方式の変更、あるいは特定のコンプライアンス資料の先行的な整備などです。市場に適切な相手が本当に存在しないと判断した場合は、無理に推薦せず、正直にお伝えします。

価格は誰が決めますか?プラットフォームは価格設定に関与しますか?

価格は取引双方の協議により決定し、プラットフォームが一方的に価格を決めることはありません。アドバイザーは、価格算定の考え方と価格を左右する主要変数(データ範囲・更新頻度・利用範囲と期間・独占性など)の明確化を支援し、交渉の共通基盤をつくります。

取引プロセスの記録には何が含まれますか?

登録と一次スクリーニングの記録、マッチングの結論、マッチングとフォローアップ過程での重要な確認事項、提供方式とデータの行き先の記録、必要な証明資料が含まれます。記録を残す目的は、データがどこから来てどこへ行き、どの範囲で利用されたかを答えられるようにすることです。

「特定の種類の相手を除外する」よう指定できますか?

可能です。登録時に、回避したい競合関係や既存の協業上の制約を説明欄に記載できます。マッチングとフォローアップではそれに基づいて該当する相手を除外し、関連情報は本プロセス内の判断にのみ使用します。

まず登録し、マッチングを的確に

リソースまたはニーズをご登録ください。まず AI が範囲を絞り、専門アドバイザーが方案を明確にします。初回スクリーニングの後に次のステップをご確認いたします。