マッチングは二段構えにしてこそ確実になります。AI が多数の登録から可能性のある相手を絞り込み、なぜマッチするかを説明し、人が「なぜ十分にマッチしないのか」を詰め、許諾範囲・利用目的・提供方式を書面化します。
マッチングは「キーワードが同じだから推薦する」ものではありません。業務軸とコンプライアンス軸を同時に見ます —— 業務上は完全に一致しても、コンプライアンス上実行できない組み合わせは、双方にとって時間の無駄です。
適合度順に並べた候補リスト。各項目にマッチング理由とギャップの説明を付し、どれを深掘りすべきかを素早く判断できます。
「どこが足りないか」を明確に示します。フィールドの粒度不足、期間の不足、許諾範囲の不一致、あるいは特定のコンプライアンス資料の欠如などです。
実行可能な組み合わせについては、想定される提供方式と留意事項を示し、人によるフォローアップの段階でアドバイザーがさらに確認します。
各軸には「マッチ / 部分マッチ / 不一致」の3段階の判定があり、部分マッチの場合は代替案を提示します。
マッチングで最も避けたいのは2つ:「推薦したが理由を説明できない」と「まとまらないが理由が分からない」。前者は AI に、後者は人に任せます。
プロセス設計の目標は「次の一手が常に分かる」ことです。各段階の入力・出力・担当者が明確になっています。
双方が登録した自由記述を構造化された軸の記述に整理し、欠けている重要項目(利用シーン、フィールドリストなど)を補います。成果物:標準化された登録ファイル。
利用シーンの明確さと境界の明瞭さを確認し、推進できる前提があるかを判断します。個別評価が必要なデータ類型は事前に明示します。成果物:初回スクリーニングの結論。
6つの軸で算出・並べ替えを行い、候補リストとマッチング理由を生成し、「部分マッチ」の具体的なギャップを明示します。成果物:マッチングリスト。
双方と個別に協議し、ニーズの実在性、リソースの入手可能性、コンプライアンス条件を確認します。必要に応じて方針を調整し、候補の範囲を広げます。成果物:フォローアップ方針。
データの等級に応じて提供方式を選び、安全で信頼できる環境で提供を完了し、取引と提供のプロセス記録を残します。成果物:提供記録と証憑類。
データの機微度と利用シーンに応じて提供方式を選びます。医療データの多くの場面では「利用可能・不可視」が望まれ、需要側は結果を得て、データ保有側は制御を保持します。
需要側は統制されたサンドボックス環境で分析・モデリングを行います。データを利用して結果は得られますが、原本データをエクスポートしたり持ち出したりはできません。機微度が高く、利用目的が明確な場面に適します。
これは医療データの場面で最も一般的な提供形態です。需要側は分析価値を得て、データ保有側はデータの制御を保持します。
インターフェース形式で特定の照会・検証・計算能力を提供。呼び出し量は計量可能、用途は検証可能で、権限は契約満了に伴い自動的に回収されます。
インターフェース方式は「データ提供」を「能力呼び出し」に変えるもので、データ流出リスクを下げる有効な手段です。
疾患別モデルまたはパッケージ化したエージェントの形で能力を提供し、統制されたサービス呼び出しやプライベートデプロイに対応。国産 IT 環境とデータの域外不出の要件を満たします。
モデル型の提供では、学習データの範囲と適用範囲を併せて明示し、範囲外利用を避ける必要があります。
コンプライアンス評価・許諾確認・マスキング処理を完了したうえで、データセット形式で提供します。機微度が管理可能で、利用範囲が明確、かつコンプライアンスの一連の流れが整っている場合に適します。
データセット提供はハードルが最も高いため、単発の取引よりも長期協業の一部として適しています。
* 提供方式はデータの機微度・許諾範囲・規制要件に適合している必要があります。ヒト遺伝資源や高感度な個人情報が関与する場合は、規定に沿った所定の手続きを完了したうえで進めるものとし、具体的な方式は双方の契約および関連規制に従います。
まずアドバイザーが双方と個別に協議し、ニーズの実在性と条件の実現可能性を確認したうえで、双方の意向に沿って接続を調整します。これにより「直接つないでみたら全く合わなかった」という無駄なやり取りを避け、早い段階で許諾範囲とコンプライアンス条件を明確にできます。
アドバイザーはギャップの所在をフィードバックし、選択肢となる調整ルートを示します。候補範囲の拡大・縮小、フィールド粒度の要件調整、提供方式の変更、あるいは特定のコンプライアンス資料の先行的な整備などです。市場に適切な相手が本当に存在しないと判断した場合は、無理に推薦せず、正直にお伝えします。
価格は取引双方の協議により決定し、プラットフォームが一方的に価格を決めることはありません。アドバイザーは、価格算定の考え方と価格を左右する主要変数(データ範囲・更新頻度・利用範囲と期間・独占性など)の明確化を支援し、交渉の共通基盤をつくります。
登録と一次スクリーニングの記録、マッチングの結論、マッチングとフォローアップ過程での重要な確認事項、提供方式とデータの行き先の記録、必要な証明資料が含まれます。記録を残す目的は、データがどこから来てどこへ行き、どの範囲で利用されたかを答えられるようにすることです。
可能です。登録時に、回避したい競合関係や既存の協業上の制約を説明欄に記載できます。マッチングとフォローアップではそれに基づいて該当する相手を除外し、関連情報は本プロセス内の判断にのみ使用します。
リソースまたはニーズをご登録ください。まず AI が範囲を絞り、専門アドバイザーが方案を明確にします。初回スクリーニングの後に次のステップをご確認いたします。